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〇月×日(大雨)
 今日は大雨が降っていて外出できそうにない
窓には横殴りの雨が打ち付けていて外も見えない

朝の天気予報では女子アナが大雨・暴風警報を発表していた
この雨は丸一日続くらしい

それをサビノに伝えたら残念そうな顔をしてそっか、って呟いた
きっと家の中にずっと居るのはつまらないんだろうな
そう思ったから明日は何処か遊びに行こうって出掛ける約束をした

サビノは嬉しそうに頷いた
何処に行くか相談しようとソファーに座ったらサビノが抱き着いてきた
そんで雨で外出出来なくてもへにょがいるなら構わない、って笑ってくれた
凄く嬉しくて、サビノが可愛くて
俺もサビノがいたらそれで十分、って頭を撫でた

前なら雨だと仕事に差し支え出るしじめじめだしで余り好きになれなかったけど、今はこうやってサビノと二人でいられるから悪くない

でもやっぱりじめじめだから
サビノと一緒にシャワーを浴びてこよう


(明日は晴れるかな)

| | 09:29 | comments(26) | trackbacks(0) | pookmark |
おはなみ

今日は、いいことがいっぱいあった。

朝は、へにょがパンケーキを作ってくれてたから、メープルシロップをかけて食べた。
俺が作るとつぶれてて黒いのしかできないけど、へにょのはふわふわでおいしくてすごい。
ひとりじめしたいけど、もったいないからやっぱりみんなに自慢したい。

その後は、テレビをみてたらいっぱい咲いた桜が映ったから、へにょにきれいだって言った。
そしたらへにょが「じゃあ生で見に行こう」って、お花見に連れて行ってくれた。

桜はちょっと葉っぱが出てて、へにょは残念だねって言った。
でも、俺はその方がいいと思ったからそうやってへにょに言ったら、笑ってくれた。
花が高い所にあったけど、へにょがだっこしてくれたから近くで見れてよかった。
ちぎれないようにちょっとだけ触ったら、何て言えばいいのか分からないけど気持ちよかった。
花を見た後は、へにょが作ってくれたお弁当を食べた。
「お酒はダメだよ」って飲ませてもらえなかった。

食べ終わったら、二人で昼寝をした。
風が吹いてたけど、へにょがぎゅってしてくれてたから寒くなかった。

帰りは、夕焼けを見ながら手を繋いで帰った。
へにょと一緒に歩く外は、怖いことなんて何もなくて、とても綺麗だと思った。

こんなに幸せでいいのかな。

| そら | 22:07 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
2月14日
 サビノと街を歩いた。
通り過ぎる人がみんな手を繋いだり身体を寄せ合ったりしているからなのか、サビノも手を繋ごうと言ってきた。
人前では恥ずかしかったけど、俺は喜んで繋いだ。
サビノも嬉しそうだった。
そのまま二人でケーキ屋さんに行って、チョコレートケーキを買った。
ケーキの上には「HAPPY BIRTHDAY」と書かれたミルクチョコレートのプレートを置いてもらった。

世間一般ではバレンタインデーと言われる日かもしれないけど、俺にとってはサビノの誕生日、と認識されている。それにそっちのほうが大切なイベント。

他に何が欲しいんだろう。
へにょと過ごせたらいいって言ってくれてたけどきっと何か他にも欲しいものがあるはず。

後で聞いてみよう。
あげれるものなら全部あげたいから。




サビノ、お誕生日おめでとう。
これからもよろしくね。
| | 02:58 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
8日目
 ○月□日(晴)


今日はへにょが『ペットショップ』に連れて行ってくれた。

ハムスターとか、うさぎとかカメとかいた。ワニはいなかった。

ゾウとかキリンとかも、見たかったけどいなかった。

けど、へにょが今度見せてくれるって言ってた。どこにいるのかな。楽しみ。

へにょが「ろしあんぶるー」とかいう猫をかわいいって見てたけど全然かわいくなかった。

黒くて、金色の目でにらんできて、でもへにょには甘えてて嫌な感じだった。へにょに甘えていいのは

俺だけなのに。

金魚は、初めて見たけどかわいかった。

小さくて、赤くていっぱいいた。うちにいたら楽しそうだと思った。

でも、俺は多分ちゃんとお世話できないからペットはイルだけでいいや。


うちに帰ってから、金魚の絵を描いて、なかなかうまくできたからへにょに見せたら上手だねって誉め

てくれた。

今夜は、一緒に寝る約束をした。

へにょはあったかくて、いいにおいがして好き。怖い夢もみないし。

たのしみ。







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| そら | 22:56 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
10月31日
 
「へにょ」

リビングで本を読んでいるとサビノがドアから入ってきた。

黒いふさふさの耳、ゆっくりと左右に揺れる尻尾。その二つはよく見る。だけど

「サビノその恰好…」

「あ、これ?」

今日ハロウィンだから、と笑うサビノが着ているのは綺麗な刺繍のされた黒のワンピースで。首には赤いリボンが巻かれていて、中心では鈴が揺れている。

「ハロウィンだからって…」

なんで、ワンピース。
(可愛いけど、似合ってるけど)

「識が、着たらへにょが喜ぶよって」

どうかな?と俺を見上げてくるサビノはとても愛くるしい。

「う、うん…」

だけどどう反応すればいいのか分からず、答えに渋る。
可愛い、なんて本人にいうのは照れ臭い。

「へにょ、」

するとまた名前を呼ばれて。

「トリックオアトリート」

に、と彼は白い歯を見せた。
ハロウィンによく聞く言葉だ。

(お菓子をくれないと悪戯するぞ…か)

ちらり、とキッチンに目をやる。
お菓子はあるんだ。あげられないことはない。

だけど。

(サビノの悪戯…)

気になる。サビノになら悪戯されてもいい。

だからお菓子をあげない、という選択肢もありかもしれない、と正直俺は思った。
思ったんだけど。

「待って、とってくる」

突き出された手。渡さない訳にはいかない気がして。お菓子がない、と嘘をつくこともできずに

「はい」

色々なお菓子が詰め合わされた袋をサビノの手にのせる。

「おーサンキュー」

嬉しそうな顔。
チリン、と鈴が揺れる。

あげたこっちまで笑顔になる。

(あ、そうだ)

ふと思い付いた。
そして何だか今日は意地悪がしたい。そんな気持ちになる。
胸がドキドキする。


「ねぇ、サビノ」

お菓子から目を離して俺を見たサビノの頭には「?」が浮かんでいる。

俺は笑って「トリックオアトリート」と彼に手を伸ばした。

え、とサビノは固まる。
そして困ったように眉を下げる。

(やっぱり困っちゃうよね)

どうしよう、と困惑した顔だ。
でも今日はまだ意地悪を続ける。

「サビノはくれないの?」

俺はあげたよ、と笑ってみる。

「仕方ないだろ、ないんだから」

これ一緒に食べるのじゃ駄目?とさっき俺のあげたお菓子の詰め合わせを見せる。
勿論俺は駄目だと答えた。

「ないなら悪戯だよ?」

じりり、と詰め寄ればサビノはう、と声を漏らす。もう一歩近付けば口を開けて


「…分かった」

思いの外あっさりと承諾してくれた。

「本当?」

どうも嬉しくなる。
俺は何故かサビノに有難う、とお礼を言った。

(だけど、)

悪戯。特に何をするかは決めてなかった。
少し考えてみる。
頭に浮かんだのは焔さんが言ってたハロウィンにしたい悪戯の数々。

「へにょもしてみ?」

俺はその内容を想像して、耳が熱くなった。

(いや…俺には出来ない)

首を振っているとサビノがどうしたんだと首を傾げた。

その動作さえ愛おしくて。

(ああ、やっぱり無理かもしれない…)

サビノに近づいて彼の髪を撫でれば気持ち良さそうに目を細めてくれる。

チリン、と鈴が鳴る。
スカートが揺れる。

(今日ぐらい…いいよね)


なんだか今日の俺は勢いがある。そんなことを思って俺は心の中で苦笑した。


「ねぇサビノ」

そして今日がハロウィンだということを口実に、俺はサビノを自室に誘う。

どんな悪戯をされるのか分かってない彼は、すんなりと首を縦に振る。
痛くない悪戯だよな?なんて聞くもんだから俺は返答に困ってしまった。





「多分、気持ちいいと…思うよ」

どんな悪戯をするのかは俺とサビノだけの秘密、だ



ハッピーハロウィーン
(時には大胆に)
| | 23:43 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
6日目
 ○月□日(すごく晴)


今日は、へにょが遊びに連れて行ってくれた。
あんまり遊びに行った事はないから、これなにっていっぱい聞いたけどへにょは全部答えてくれた。
何でも知っててすごい。
ごはんおいしかった。
コスモスが咲いてて、俺はオレンジのしか見たことがなかったけど、今日見たのは白とうすいピンクとこいピンクで、きれいだった。
持って帰ろうと思ったけど、ちぎって枯れたらかなしいからやめた。
でもへにょがコスモスの形した風車買ってくれたから、いつでも見られるようになった。

途中でへにょが見た夢の話もしてくれて、面白かった。
へにょと一緒の学校は楽しそう。行ったことないけど。
もし学校に行ったらいっぱい勉強できるのかな。
俺もそんな夢見たいな。

今日はすごく楽しかったから、きっと楽しい夢が見られると思う。













| そら | 21:31 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
5日目
 ○月×日(晴)
朝起きたらサビノが腕の中にいて安心した。
今日はどこかに出かけて気分転換しよう。

夢を見た。
あれは学校だった。教室、だろうか。
サビノが制服を着ていて、俺の前の席に座っていた。
こっちを見てサビノが笑って耳を揺らしていた。
何だか不思議だった。サビノが小さかった 気がする。
一緒に廊下を歩いて、昼は弁当を食べた。
学校の校門を抜けたら朝だった。そこで目が覚めたんだ。
不思議だった。けど、楽しかった。

サビノにこの夢のことを話したらどんな反応をするかな?
また今夜も見えると面白いんだけどな


そろそろサビノを起こそう


制服
| | 22:50 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
4日目
 ○月□日(雨)

昨日へにょが怪我した。
俺が弱いから、だからへにょは気を配らないといけないからそのせい。
今日はもう大丈夫って言ってたけど。こわい。
だって姉さんは俺のせいでいなくなったから、だから強くならないといけないと思ったのに。
へにょに守ってもらえるのが嬉しいと思ったから、ばちがあたったのかもしれない。
こわくて泣いてたら、へにょが俺をぎゅってしてくれた。笑って。
だから俺も涙おしまいにしないといけないと思ったけど、なかなかできなかった。
その後新しいおもちゃ出してくれて、遊んでくれた。
へにょ優しい。すき。ひとりじめしたい。
やっぱり守って欲しいって思うのはだめなのかな。



| そら | 23:16 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
3日目



 ○月×日(曇)

サビノと一緒に仕事をするようになって2日目。
二人でモンスターを退治するのにはまだ 慣れない。
俺はサビノが気になってモンスターどころじゃない。
油断した。気付いたら目の前にスズメバチがいて、俺は軽症だが、怪我を負ってしまった。

家に帰ったらサビノが不安そうな顔で見上げてきて怪我のことを聞いた。
何度聞かれても俺は大丈夫だと答えたけど、サビノはずっと困り顔。

サビノのせいじゃないのに。俺が油断しただけなのに。
俺が怪我したのに、サビノのほうが痛そうで。俺はそれが嫌だった。

だからこれからは怪我をしないようにする。
…そんなの無理だって分かってるけど、油断はしないように。
少しでもサビノが安心してくれるように。今は笑っていることにする。

怪我したのか?

| | 18:59 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
2日目

○月□日(晴)

へにょの家に来てから起きるのが遅くなった。
一緒に寝ると匂いする。あんしん。

へにょのごはんおいしかった。
姉さんのよりおいしかったと思ったのは秘密。

へにょが外のネコばっかり見てたからひざにのっておこった。
サビノに似てたから見てたって言ってたから、仕方なく許すことにした。

これからはへにょと一緒に仕事。
誰かと一緒は初めてだからちょっと心配。




| そら | 15:59 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

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